糖尿病の診断のために行われる検査

糖尿病の疑いがある場合、病院で検査を受けると、症状が発症しているかどうかが正確にわかります。
糖尿病の診断のために病院で行われている代表的な検査が、患者の血液を調べる検査です。糖尿病の人は慢性的に血糖値が高い状態になっているので、血液中の血糖値を測定することで、糖尿病の可能性を簡単に診断できます。
血液検査で、インスリンが体内から正常に分泌されているかどうかを調べることも可能です。糖尿病の人はインスリンが分泌されにくくなっているので、検査によって体内の状態を確認できます。
また、血液検査によって、過去数か月間の血糖値の平均を調べることもでき、長期的に血糖値が高いことが判明した場合、糖尿病の確率もそれだけ高くなります。

糖尿病の検査は、短時間で血糖値の変化を分析することでも行えます。糖尿病の人は血糖値が一度上昇すると下がりにくくなっているので、血糖値の変化を測定すれば、糖尿病の可能性を調べることができます。
こうしたタイプの検査が行われる場合、患者はまず一定の糖分が含まれた液体を口から飲みます。液体に含まれる糖分が体内の血糖値を一時的に上昇させます。
健康な状態の場合はインスリンが正常に分泌されるため、血糖値が元に戻るまでの時間もその分早くなります。しかし、糖尿病の場合は糖分によって上がった血糖値が下がるのが遅くなるため、インスリン分泌の機能が低下していることを確認できます。

最近では尿糖が調べられる試験紙や郵送で検査ができるキットが販売されているので、心配だけども病院での検査は敷居が高いという方は試してみることをおすすめします。